少子高齢化が進む日本。2035年になると、国民の3人に1人が65歳以上の高齢者になると言われています。訪問美容のニーズは、今後ますます高まっていくと思われます。美容師を目指している方や、介護職を目指している方は、「訪問美容」という選択肢も視野に入れてみてはどうでしょうか。
美容の技術が社会貢献につながる仕事
訪問美容の仕事は、美容を通して「生きる喜び」「満足感」「美しさ」を提供する、始まって間もない新しい仕事です。少子高齢化が進む日本では、日に日にニーズが高まり、そのマーケットは急速に広がりつつあります。
訪問美容師としての実績を積み、経験を重ねていくことで、自分自身もより輝きを増し、やりがいと自信が生まれてくるはずです。
美容師としての経験をお持ちの方は、その技術を新しい仕事・働き方に活かしてみるのはどうでしょう。訪問美容師のパイオニアとなるなら、今がチャンスです。
求められる人材・能力
- 社会貢献に興味があり、意欲的に働ける人
- 高齢者に献身的になれる人
- 利用者の美に対する意識に応えてあげられる人
- これまで美容師として培った経験を、新しステージで活かしたい人
- チームワークを尊重できる人
- 人に感謝されるのが好きな人
- 必要とされる仕事に就きたい人
- 誰かを幸せにしたい人
- 約束や時間を守れる人
- 心のこもった接客をできる人
- 心遣いや気を遣える人
訪問美容師・出張美容師デビューまでの道のり
誰でもすぐに訪問美容師になれるわけではありません。多くの訪問美容サービスでは、スタッフ育成研修を行っており、その過程を全て満たすことで、晴れて訪問美容師としてデビューするといった流れが一般的です。
- 訪問美容師になるための基礎講習
- 「訪問美容師とはどういった仕事なのか」「訪問して美容サービスを行う基本的な流れとは」「美容室とはどういった点で異なるのか」など、訪問美容師になるための基本的な知識を学習します。
- 模擬研修
- 実際に行う訪問美容サービスを想定して、訪問してから施術を行うまでの流れをイメージしながら学びます。実際に利用者の気持ちになって考えることが大切です。
- アシスタント研修
- 基礎講習、模擬研修で学んだことを踏まえて、実際に現場に赴いた研修です。主にベテランスタイリストのアシスタントとして、施術の補助を行います。実際の利用者と触れ合うことで、訪問美容師の仕事を現場で体験します。このアシスタント研修からお給料が発生することが多いです。
- 実務研修
- アシスタント研修で現場にも慣れ、基本的な段取りを覚えたら、スタイリストとして業務を行います。実務作業とはいえ、あくまで研修なので、ベテランスタイリストがサポートしてくれることが多いので安心してください。
- 研修終了
- ここまで来たら、ようやく独り立ちです。とはいえここからが訪問美容師としてのキャリアの始まりなので、これまでの研修で培った技術・知識とともに、何よりもホスピタリティー精神を持って利用者に満足してもらえる施術をしていきましょう。その心遣いは、きっと利用者の幸せにつながるはずです。